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オリジナル推理小説サイト「花布」の更新状況及び管理人の独り言。ぐだぐだです。
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主催者のネジ子様、大変お疲れ様でした。この二か月間大変楽しく過ごせました。ありがとうございました。

■作者名
 すず
■サイト名&アドレス
「花布」 http://suzu3594.kirisute-gomen.com
■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
 F04「幸福な食卓」
 http://maskpjt.wp.xdomain.jp/block-6/f-block-6/f04/
 碓地さん(砂水)に描いていただいた公式スープ
■ジャンル
 異世界ファンタジー
■あらすじ
 将来有望なヤンデレ予備軍の弟子が師匠を囲い込むための秘策と準備
■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
 http://suzu3594.edoblog.net/Entry/83/ 
■推理をかわすための作戦は?
1 ジャンル変更
2 前回「判る」と「解る」との使い分けで当てられたので「判る」に統一
  →そもそも「判る」派がいなかった!! 痛恨のミス!
3 最初弟子が作るのがプリンだったが、さすがに「Trick or Pudding」と被るのでアイスクリームに変更
※ 次は「滔々」と「○然」を気をつけるよ!
■作品のネタを思いついたきっかけは?
 火→料理→料理は愛情!
私は料理しないのですが、家人が作ったカレーを温めて出したところ
家人「美味しかったです」
すず「あなたが作ったものですから」
家人「すずさんが温めたから美味しいんだよ」
すず「それ偽科学と同じ理論だから」
→これ、使えるじゃない!?
■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
・初稿9000字超え(白目)
・商業小説のファンタジーは「十二国シリーズ」と「後宮小説」しか読んだことがなく、西洋風ファンタジーを読んだことがなかったので、まずそこから手探りでした。おまけに普段ミステリしか書きませんので、話のまとめ方が難しかったです。
・ミステリとしてもいつも説明がくどいので、説明をあっさりするようにしました。
■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
 めちゃくちゃあるよ!!
【設定編】
・弟子は料理以外にも術式を構築する才能があり、その研究を進めるために王都の魔術研究所にいた。
・師匠の正式名は「黒の魔術師」だった(ローブが黒いのはその名残)。
・師匠の外見年齢は二十歳そこそこ。実年齢は百歳越え。
・術式と魔術の関係及び魔道具の説明。
【構成編】
・第一稿では「帰宅→師匠と再会→買物→料理→エピローグ」だったが、長いので先に買物してもらうことにした。
・第四稿で蝋燭シーンを思いつき、無理矢理入れ込む。ただでさえ字数オーバーなので泣く泣く色々削除。
【文章編】 
(1)
「お師さま、付いてますよ。」
 くちびるの端にちょこんと付いている赤い果実を摘んで、自分の口に放り込む。
「お……おまえ、相変わらず気持ち悪い奴だな。」

(2)
できましたら共に砂になりたいです。」
「断る。」(ここまで本編にあり↓没)
 一緒に砂になって混じり合いたい。
「今、おぞましいことを思わなかったか?」
「いいえ。」
■その作品の続編または長編化のご予定は?
 王都滞在中と帰郷を決心することとなった出来事を入れて長編化して、どこかに投稿してみようかぁ。
■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
・師弟萌え! 私の萌えポイントを入れられたので
(ちなみに幼馴染萌えと許嫁萌えと百合厨でもある。あとメガネ)。 
・食べ物が出てくる話が好きです。
・「お菓子は食事に入りません」
■推理期間中、褒められた点は?
 個別に返信しておりまさせんが、Twitter及び掲示板で書き込みがあった分は、ありがたく舐め回すように拝読しております。ありがとうございました(*'∀'人)♥*+

・飯テロ!!(料理嫌いですが、食べることと料理番組やレシピを見るのは好きです)
・お師さまと弟子がかわいい
・着地点が意外
・ホーホー鳥とモウ
■推理されてみて、いかがでしたか?
・把握できている限り正解者は三名でした。
 冬木さん
 碓地さん
 碧さん

 ※正解者の方のはTwitterで( ・∀・)ノ○を差し上げてます。
・「すず=ミステリ」なおかげで少し難易度UP。
・設定&構成よりも断然単語でバレる。
■正解以外に、あなたの名前があがった作品はありましたか?
・F02 命がけの結婚
・F06 夕星☆えとらんぜ
・F07 火のないところに煙をたてるお仕事です。
・F09 千匹皮姫
・F11 愛の消火大作戦
 一番人気はF11でした。私も好みの話でした(委員長は戸川くんより屈折してると思うの)。
 恒例の家人に読ませてみた結果、F07でした。理由は百合だから!! 
 すず「この鳥のスープは、あなたがよく作りますよね?」
 家人「いや、だって料理ちゃんとする人だと思ったんだよー!!」
 (原文ママ)
■あなたの作品の作者だと推理された方はいましたか?
 青波さんに濡れ衣を着せましたよ。
■推理してみて、いかがでしたか?
・印象捜査はダメだけれど、直感は信じた方が良い。
・玉蟲さんと小林さんは直感を信じるべきでした……。当てた方は直感です。
・E11はサイトにお邪魔して藤原さんなら、これを書けるとピコーン!
■あなたの推理はどのくらいの正解率でしたか?
 D04曽野さん→○
 E01小林さん→紅月さん
 E02冬木さん→玉蟲さん
 E03塩さん→○
 E04玉蟲さん→冬木さん
 E05菜宮さん→○
 E06紅月さん→水城さん
 E07白馬さん→文月夕
 E08文月夕さん→小林さん
 E09水城さん→白馬さん
 E10彪峰さん→○
 E11藤原さん→○
 E12盲管さん→○
 13中6(鉄板2)でした。
■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
・「白玉」が意外に評判が良かったので、これからは代表作ということにしようと思います。
・ミステリ以外は没個性。
・普段は縁のないジャンルを書く機会。
■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
 A02 真夜中のラブレター ~男子学生より愛だけを込めて☆~
 A05 エダの花火
 A06 羽虫
 B04 サンシャーラ
 B12 キタキタ
 C02 桜都狂騒劇場
 C07 深夜ドラマは30分ものに限る‏
 E11 種火
 E12 プロメテウスの崖
 F06 夕星☆えとらんぜ
 F09 千匹皮姫
 F11 愛の消火大作戦
■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
 A01 世界の秘境から ~夏だ!花火だ!お祭りだ!真夏の六千文字スペシャル~ 今回は通常放送より三千文字拡大版!豪華六千文字にてお届けいたします!
 A02 真夜中のラブレター ~男子学生より愛だけを込めて☆~
 B12 キタキタ
 C07 深夜ドラマは30分ものに限る
 E10 朱樂院家の焼失
 E12 プロメテウスの崖
 F03 僕も愛しているよ
 F06 夕星☆えとらん
 G05 金糸雀に雨
 G08 恋愛未満コンロ。
■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
 ※感想は各エントリーを参照してください。
 D04 アマヤドリズム
 E02 キドニーパイをひとくち
 E08 女神は灰の夢を見る

おまけのQ&A
Q タイトルの「」の意味は?
A 店名です。字数により削除したのでタイトルで補完しました。
  西禄屋斗さんと篠崎琴子さんの感想で指摘されていて小躍りしました。気付いていただけて嬉しかったです。
Q 師匠の性別は? 
A 君はだと思ってもいいし、だと思ってもいい。
Q 前回提出作「色覚研究所奇譚」と設定や構成が似てますよね?
A 最初&最終行会話文。全六部構成。冒頭は主人公と想い人(笑)との過去話。性別が明示されていない登場人物の存在。主要登場人物に固有名詞がない(「図書室シリーズ」も)。
Q サブタイトル付けたのはフェイク?
A 章分けが「色覚〜」と同数だと気付いて区切りを「※」にすることに
    ↓
  「※」だけだとつまらないから一個ずつ増やす「一章→※,二章→※※」
    ↓
  ※の分だけサブタイトル入れていけば面白くない?
    ↓
  完全な思いつきです。

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 つらつらと小説の感想と批評について思いつくまま書いてます。
 感想はその小説を読んだ時に感じたものすべてであると思っています。広義の意味で批評も入ります。
 感じたものすべてということは、好悪や良し悪しや面白いつまらないというものの中で悪い方も当然出てくるということです。飾らない感じたままの言葉が出てくるものだと思います。極端な例として「この話はつまならいor嫌い」も感想であり、「こんな話を書く作者の人間性を疑う」も感想でしょう。ただ、後者の人間性云々に言及するのはNGだと考えています。なぜNGなのか書く必要性を感じませんので説明しませんが、その手の感想を書く人を見かけたら「( ´_ゝ`)フーン」って顔してます。
 では、批評はどう考えているかというと、小説を解体して再構築するものです。一度自分の中に取り込んで再構築させる作業が必要になってくるものだと思います。
 例えば「この話はつまならいor嫌い」ならば、「どうして自分はそう感じるのか→主人公に感情移入できない→主人公の言動が首尾一貫していない→世界観にキャラクターが合っていない→物語構造が甘いのでは(この流れは例示ですのでかなり適当です)」と踏み込んで小説を咀嚼するものではないでしょうか。
 感想は「好き好き大好き」で止まってもOKですが、批評はそこから一歩踏み込みこんで「好き」で終わらせないことだと思ってます。
 ここまで書いておいてどう終わらそうか悩んでるんですけど……私の書く感想は批評成分を含みます。なので以下、前回の覆面作家企画開催時のエントリーを参照にしてください。

「感想の甘辛度」
先に懺悔します。私は甘いとか辛いとかの基準が解っていません。おそらく辛口(便宜上表現してますが、この云い方は好きではない)になるかと思いますので、注意書きとしてこのエントリーを読んでから感想をお読みください。不愉快な思いをさせてしまうことは私の本意では当然ありませんし、そんなことがあったら私自身が思いっきり凹みます。私を助けると思ってお読みください。
この口上が不快だという方は、申し訳ございませんが即バックでお願いします。

「感想の甘辛度」

※自己最高傑作に対しての感想だとお考えください。

1. マイナスに取れる発言一切なし
2. ストーリーの疑問点・矛盾点
3. ストーリーの疑問点や矛盾点に対しての提案など
4. キャラクターに対しての疑問・矛盾・提案など
5. 文章や使用している語句に対しての疑問・矛盾・提案など
6. 「好みではない」or「わからなかった」
7. 「話に起伏がない」や「一人称と三人称の書き方ができてない」など構成面の指摘など
8. 「****(作家名)の影響を受け過ぎている」or「****(作家名)の悪いところと似ている」
9. 改善点はあるがようやく小説としてのスタート点に立った。これからどの方向性に向かうか考えていこう
10.短編として構成がまずい。内容以前の問題。内容は感心もしないがまずくはない。ようするにその程度。

  
1~5は普通にあります。68はありません。7はあると思いますが、こんなに否定的な表現はしないと思います。910は私には書けません。
1~5,7の範囲で「ひどっ」と思われたら、申し訳ございませんが、ここから先は(私のために)ご遠慮ください。

※内容についてツッコミ、抗議はどうぞメールフォームかblogのコメントにお書きください。
私に関しては作者に対する人格攻撃以外OKです。

では、よろしければご覧下さい。
以上です。折りたたみもせず長いエントリーになりましたが、お読みいただきありがとうございました。

拍手[3回]

 Dブロックの感想です。ネタバレしてます。一応、注意書き及びスタンスをリンクしておきます。→
 なお、抗議・苦情・叱咤激励・矢文などはBlogのコメント欄や拍手やメールフォームからどうぞ。

D01 とある罪人の告白
 おお、最初からしてDeathブロックらしいオチ。噂の通りです。全然関係ありませんが、私のKindle設定だと最後の一文がちょうどよくページの頭にくるので、効果絶大でした。主人公は自分が審判の間を開けられることを誇りに思っていた。つまり善人であるというお墨付きを得ていたわけで、それに驕ってしまったんですね。
 審判の間を開けて蝋燭を消すまでは善人ゆえの正義感からで、消してしまったあとは罪人になってしまうわけですね(審判の間から善人以外を入れておくわけにはいきませんしね)。気になるのが蝋燭が消える時は、自然と前の方に目につくところにあるとのことですが、主人公が消してしまった蝋燭はそういう運命だったから前に出てきたように思えました。だから主人公が審判の間に入れた理由とか(エスパー)。

D02 顔(※注)
 うっわー燃えたーわー(平坦な声)。
 又吉はどれだけ男前なんだろう。人ならぬ狐を執着させるって凄いですよね。そもそもお社は再建されて、神楽が再開されれば、女狐は役の娘に宿ればいいのに、「この面があれば、あたしも晴れてあの人のお信になれる。左顔も綺麗なあの人のお信に」ですもの。優先順位が完全に又吉が上という……それでいいのか、神様の使い!(それっぽく見えないけど)
 最後の「焼け爛れた顔を滅多刺しにされた白い女狐の骸」は誰が殺したのか、そもそも女狐だったのかどうか……結局、又吉はおに逢えなかったんですね。

D03 Gore -青き死神-
 やっぱり燃えたよ。タイムリーなパンデミックもの(?)。
 フェルディが帰宅した辺りで「ここはDeathブロック、絶対奥さん感染してる」と思いました。「ええと、これはサイズを間違えただけで〜」の部分は浮腫んでる伏線。思ったとおりでしたが、若干違いました。フェルディはすでに知っていて、引き止めていたんですね。そうなるとこの結末しかないですよ。
 いくつか特殊設定とルーカスの相棒の野鼠が字数の関係だと思いますが、説明が簡潔過ぎて少し読んでておいていかれました。奇麗にまとまっているので、そこだけがもったいないように思えました。

D04 アマヤドリズム
( ;∀;) イイハナシダナー。ロック少年も民謡おじいさんもいい味出してて素敵でした。 
「下げた頭を上げた時、たずねたいこと話したいことが急にたくさんわきだしてきた」
 そういうものですよね。特に主人公のような性格だと。そういう性格の人が営業はキツイですよね(遠い目をしながら)。主人公はピアノが好きだったんですね。親にやらされているとか、ちやほやされてたからだけじゃなくてピアノが好きだったんですね。そんな彼女には高校受験の失敗は厳しかったことでしょう(天才クラス以外は音大出てないと厳しい世界らしいですしね)。
 主人公を取り巻く日常は何も変わらないと思うけれど、好きなものを取り戻したのは大きかったと思います。

D05 記憶
 やっぱり燃えるの、燃えちゃうの? 最後が暗示されているだけというのが不気味でした。
 奈美の家族も火事があったことも、その子と遊んでたことも知ってるだろうに、よく行かせたなぁ。
 嫌な記憶を思い出さないようにするのは防衛本能だけれど、奈美は思い出した後が問題でした。もし、自分のしたことに、きちんと向かい合って、謝罪していたら(思い出した時は恐慌状態で難しそうだけど)別の結末だったような気がします。しかし、奈美は「私は関係ない。私は悪くない」と自分を守り過ぎたばっかりに、最悪な結末を迎えそうです。

D06 ひだね
 燃えないけれど、メリバっぽいラストでした(というかループ?)。さすが安定のDeathブロック。
 童話調で優しい口調と見せかけて「本当は怖いグリム童話」的お話でした。せっかくカタとノノが決死の行動がの意味がないというかという前に、人間がいかに欲深く罪深いを見せつけられて魔女様も呆れ果ててしまうでしょうね。
「「火種は、この土地が暖かかったころに少しずつお前たちからもらって溜めていったものをお前たちに返しているだけだ。だが、確かに、その在庫もだいぶ尽きてきた。」
 これって争いの火種のことだったのかと、ラストで解って「おお!」となりました。そして人間は身勝手で愚かしい存在と痛感させられるラストでした。

D07 Waiting For The Fire Never Come
 魔法使いだけれど普通の銃で撃たれちゃうのか、と世界観の複雑さに驚きました。魔法最強の世界ではないということでしょうか。それでも魔法使いがいきなり撃たれたは衝撃でした(そのあと復活するけど)。
 キッドって出てきたら「ワイルドパンチ」ですよね。これでもかってぐらい「明日」が並んでますし。
 映画にもなってるし漫画でも良く出てくる「ワイルドパンチ」を出てきたので、フェリシアたちが主役から落っこちた感じでなんだか中途半端になってしまたような。神様と魔女なのにキッドたちに譲歩してしまうし。
「銃も使えないし煙草も吸えないってことか?」
 こういうセンスは素敵ですが、全体的に話が詰め込まれて整理されてない印象がもったいないと思いました。ページ数の制限のせいだと思うのですが。

D08 火童子
 燃えたけど、消えた!!
 ラストで救いは森の主が生きていたことでしょうか。森が生きてるということは主が生きてるということだと解っていても、Deathブロックですから油断せずに読んでました。生きていたかれど、寂しい結末ですね。
「灼熱の焔を本性とする火童子に、この太古の森は、あまりにそぐわなかった」とされていたけれど、天はきちんと考えて火童子をここに生みおとしたような気がします。なにより森のために火童子しかできないことがあったわけで、それを彼も本能で理解してたんですね。ほろ苦い結末でしたが、読了感は悪くない良い話でした。

D09 焦げた着物の少女
 はい、燃えた!!
 藤一郎は忘れてしまったんですね。悪夢だしそれでもいいのかな。お紺ちゃんも成仏したし問題ない。
「そう思う藤一郎の耳に降ったのは吉信の、やっと捕まえた、という低い声だった」
 ここの部分で「えっもしかして吉信は火付けした人間の生まれ変わり」と思ったけれど深読みでした。
 吉信はそうなるとお紺ちゃんの生まれ変わりと思ったけれど、お紺ちゃんは成仏しちゃってるし、あれ違うのでしょうか。奥さんとか? そうなるとガッチリ藤一郎は捕獲されてしまいましたね(ゲスパー爆発)。

D10 灼かれた者(※注)
 うーん、酷い話だ。死人は二人だけれどDeathブロックで一番凄惨な話かもしれないです。精神的に痛い話でもありますしね。
 いじめ方が大学生というよりも高校生とかそれぐらいに思えました。高校が舞台でもそれほど問題がある設定ではなかったように思えます。大学生だと色々逃げ道ありますし。
 加賀は殺されても仕方がない男ですので、同情はできないのですが……お姉ちゃんもかい!! という衝撃の事実が明かされて、このやるせなさというか復讐は本当に自己満足だけの行為なんだ思い知らされてるわけですね。後味がビター過ぎる。

D11 葬送
 難しい、難しい。私はまだそこまでの人生も積んでないし、おそらく主人公のような境地にはたどり着けない。
「全部持って行くがいい。やすらぎも性欲も嫉妬も、愛も」
 こう云えるようになるには長い長い道のりだったと思います。
 この話の主要登場人物で一番の被害者は正妻の長男さんですよね。父親を取り上げられて、それは母親のせいで(母親の過失なのかは判りませんが)、でもその父親は本当の父親ではなかったというのがね……。
 個人的には主人公と旦那さんの関係は憧れないなぁ。籍を入れた方が良いし、それに付随したあれこれはした方が良いですよ。遺産相続大変だし、色々面倒そうです。遺産相続の争いは意外に身近に起こり得るものです。そこらへんはきちんとした方がいい。見聞してるのでそう思ってしまいます。

D12 業火
 最後まで安定のDeathブロック! 燃えるよ!
 お姉さんの妹への想いに泣けました。このままだと妹も同じ道なわけですし、苦界から逃げ出すには男に身請けされるのが最良の策です。妹が云うようにお姉さんは男を愛してはいなかったと思うけれど、感謝はしてたと思います。不安定な立場だと思うけれど、生きていれば幸せになれたかもしれないのに。
 奥様はやり過ぎたけど、まあ逆上しますよね……愛人予定だった女の妹を養女にするって云われたら。男が隠しておくのは当然ですが、結局大惨事になってしまうわけです。義理堅い男だったけれど、女の敵だと思うのは私だけでしょうか?
 最後に主人公にも良いことがありそうで、救いがある終わりで良かったです。

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 Aブロックの感想です。ネタバレしてます。一応、注意書き及びスタンスをリンクしておきます。→
 なお、抗議・苦情・叱咤激励・矢文などはBlogのコメント欄や拍手やメールフォームからどうぞ。

A01 世界の秘境から ~夏だ!花火だ!お祭りだ!真夏の六千文字スペシャル~ 今回は通常放送より三千文字拡大版!豪華六千文字にてお届けいたします!
 狙ってるとしか思えないタイトルにここで笑ったら負けだろう……と我慢。
 この続きが気になるけれど、どう考えも確信犯なので、気になったら負けなのですよ。
 それにしても「彼女は俺に惚れていますから触れずともイチコロです」と自信満々俺様キャラのオイオワですが、水筒に下剤ってとんだ腹黒ですよ。そう思うとアクシデントすら、もともと知ってたんじゃないのかという勘ぐりができるわけで、なかなか奥深かったです。

A02 真夜中のラブレター ~男子学生より愛だけを込めて☆~
 電車で読んでて思わず吹き出してしまい、お願い! そのスマフォ鞄にしまって! 今、なんか打ってたよね?? 女子高生に不審者を見る目を向けられたのが良い思い出です。
 全寮制の男子(女子)校とかも萌えますね。三人のお馬鹿っぷりと友情に癒されたと思ったら、後半に腹筋崩壊です。「Oh 麗しのmy mistres! その姿は花屋のpixy 瞳の輝きはgalaxy 君のお母さんはsexy」ですよ! こんなラブレターが届いたら、絶対回覧されるに決まっているのに、げに恐ろしいは真夜中のテンションですね。そういえば、ラブレターは最後の一行に「コヒシイ」って書いておくと良いらしいですよ。 
 作者さんのこのセンスが羨ましい。面白かったです。

A03 鬼の泪
 最初の雰囲気で時代的に江戸時代ぐらいの和風ファンタジーかと思ってたら、「小中高一貫」という言葉に驚きました。いくら隔絶してたって村にの雰囲気は前時代的ですよね。それぐらいの世界観にしないと鬼と呼ばれる種族を排斥する人間というのがしっくり来ないですけが。主人公と兎月との再会を期待してのですが、物語は優しくはなかったです。これから鬼たちはどうなるんでしょうか? 最悪な未来しか想像できません。種族間同士の一方的な争いという壮大な話を背景にした悲しい話でした。
 それにしてもこの文字数でよくまとめられたなと思います。それだけに少し展開が早いような気もして、残念でした。

A04 灯
 流浪の民が定住すると樹になってしまうんですね。なんとも皮肉な運命です。
 人の想いを抜き取って石にしてしまう。それはとても美しい石なんでしょうね。
「あ、それとも、この赤い石が、女の恋が、涙が怖いというの?」
 怖いでしょう。情念がどれほど恐ろしいか、その身で良く知っているわけですから。
「これはすべて俺のものだ、と男は囁いて口づけを落とした。」
 情念の結果、得たものに男は満足したのでしょか。

A05 エダの花火
 いきなり脱線します。人間花火といえば江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」ですよね!! でもって、カルト映画の「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」ですよ。ラストの人間花火と主人公の一言がすごいので、ぜひ皆様ご覧ください。たまにミニシアターの企画でかかります(海外版のDVDが出てるそうですが)。さすが鬼才・石井輝男監督です。もちろん十返舎 一九の話もちゃんと思い出しましたよ。えーと、ただのカルト好きじゃないことをアピール。
 肝心の感想がこれが難しいです。すっごく好きなお話なんですが、でも苦手です。花火を代理戦争にするという設定が素敵でときめきますし、主人公を魔術師ではなくて一歩引いた鑑火師にしたことも、より物語を深くしていると思います。
 花火に形が変わって血は流れなくとも命は消えることに変わりはなく、戦争の本質は変わりません。シュリとの対話で気付いてしまったエダは、これから鑑火師として悩んでどこにたどり着くのでしょうか。あんまり生きるのが上手くなさそうなエダが苦しむのは嫌だなぁと心配しました。

 ここから一人語りなります。この話は好きだし、上手いと感心もするのですがなぜ苦手かというと、「花火になることは誉れ」という世界にぞっとしたからです。「恐怖奇形人間」にキャッキャッ云える人間が今更? と思われるでしょうが、あれは「頭がおかしい人がおかしいことをやってる」だけで、世界はそれを肯定していない。しかし、エダの世界は肯定している。自死が肯定されることに私の倫理観というより感情の部分で抵抗があるのだと思います。次の「羽虫」も自死の話で、普段はそんなことがないのですが、精神的に疲れていたこともあって、珍しくキました。

 最後にタイトルが「エダの花火」ですが「エダの(ための)花火」ということでしょうか? どういう意味でつけられたのか気になったので。

A06 羽虫
 自由になるために死を選んだ千尋。焼身自殺を選んだの理由には思い出以外にも、自分に身体が疎ましかったからでしょうか(エスパー)。そう考える泣けます。泣けるといえば、遥。一生消えない傷を背負ったことでしょう。もしかしたら忘れるかもしれない、でも、断言するけど無理。瘡蓋にはなるだろうけど、奇麗になかったことにはできないものです。
 遥が後を追わなかったのは正しい判断だと思います。死は本来個人のものです。生は選べないけれど、死だけは自由だということを小学校の担任が云ってました(とんでもない先生ですよね。その人のもんだから殺しちゃダメよってことだと思いますが)とはいえ、自死は止めようよ。だってね、残された遥のショックなんて想像できないでしょう? それに他にもショックを受けている人いるかもしれないし、結構あと引くもんですよ。とにかく千尋があと一年我慢できたら、高校卒業したら選択肢も広がったはずです。そう思うとまた泣けます。
 二作続けて自死の話なので、なんか変なテンションになりました。申し訳ない。

A07 一生分の
 ヤンデレだね。紛う方なきヤンデレさんです。
 美形で地位があって偏執で束縛野郎。美味しいです。実世界ではお会いしたくないけれど。
「お前、馬鹿か? 世を儚んで自害を試みるくらいなら、主人を殺せばいいものを」
 ここで大きく頷きました。カスガが云う通り。しかし、それができたらここに連れてこられてないし、ヤンデレの餌食になってないと思います。
 とりあえずカスガはいつデレるんでしょうか(すこしデレてきてるけど)? ヤンツンは痛すぎるので勘弁してください。

A08 dead???:エンドorスタート
 死神に「歌舞伎町の電飾看板の如き無駄にぎらぎらピカピカしたドピンクだ!」って云われたら、どっ引きですよ。何その比喩。死神でも「神」なのに、随分下界に毒されている……でも嫌いじゃないです。
 最初「振り分けは567番、コロナ」と、なんだか厳格な雰囲気だったのに、ドピンク発言やな何やらで、結構ゆるい雰囲気。死因もゆるいし。
「親族の死は元親族が担当する。大事な者の死を看取らせてやろうという上の配慮だ」
 と死神社会は人間味(?)溢れてます。
 全体的にゆるふわなのに「よくやった、と死んではじめて弟を褒めてやる。だって、彼は自分で選んだのだ。」と、締めるとことは締めていて、メリハリが効いてて面白かったです。

A09 火消し参り
 ちょっと昔のホラー漫画の雰囲気が好きです。「アップルミステリー」・「ミステリーボニータ」・「ハロウィン」が好きでした。
 ひよりがなにを聞いても「そういうもの」っていう返答しかされないのが、ホラーらしくて良かったです。理由は必要ないのが、ホラーらしい。「いいとかわるいとかじゃないんだ」というのも実にそれらしい。家族で伝承されているものって特に理由がなくても守ってるものってあると思います。あくまで家庭内の話で収まっているのが、この話の味噌なんだと思いました。
 ところでお父さんの急病ですが、仮病とは云いませんが、なんだか怪しく思えます。何歳になったら一人で行く儀式的なものなかなぁと思ってみたり。ひよりが聞いても「そういうものなんだよ」と答えられそうですが。

A10 キャンドル・ミッドナイト
 もしかしたら一番短いですか? 読み終わって少し驚きました。
「左手の甲になにか黒い痣か模様」というのが気になりましたが、それは聞いてはいけないころなんでしょうね。なんんでしょう?
「ぼくが気付いたことをおかみさんは気付いているらしかった。暗黙の了解と捉えたぼくは、ひとつ頷いた」
 主人公はなにかに気付いてるわけで、それは黒い痣か模様のことで良いのでしょうか? 気になりました。

A11 PT
 先日知ったこのなんですが、「スーパーカートリオ」の屋鋪要が鉄道写真家になっているそうですよ。えーと、私が知っている野球ネタを書いてみたかっただけです。
「なあ、”PT”って知ってる? 」
 冒頭の一文で興味を引きつけ、最後に謎解きして冒頭に戻る。よくある構成ですが、とても効果的だと思いました。挟まれた部分が入学式の話で、キャラクターが把握し易いし、何より読んでて楽しかったです。久慈くんも神野くんも押しに弱いタイプ。名前だけじゃなくて人柄も神野くんは見てるのでしょうか。ただのゲームだと思ったら異世界で戦闘ですから(死ぬわけではなさそうですけど)。

A12 IRCオリンポスログ@プロメテウス炎
 この感想難しいです。神様大杉。あと、はちゃけ過ぎ。
 一番うけたのがこの部分。
「ヘパイストス:女の子だけでwww繁殖wwwキマシタワーwww」
 ちょっと、これ私みたいです(百合大好き)。
 後半にギリシャ神話以外の神様が出てきて、意表をつかれました。
「カーリー:血、血々々々々々ィィっ!」
 これ酷い(褒め言葉)。
 まとまりがないですが、作者さんの知識に脱帽。面白かったです。

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 Bブロックの感想です。ネタバレしてます。一応、注意書き及びスタンスをリンクしておきます。→
 なお、抗議・苦情・叱咤激励・矢文などはBlogのコメント欄や拍手やメールフォームからどうぞ。

B01 異端審問官と異端の聖女
 聖女と異端審問官、そしてテーマは「火」とくれば行く末は想像できます。様式美です。そこにミステリのエッセンス。
 賊の性別は想像できましたが、正体に驚きました。聡いユスティティアは王太子を見た瞬間にすべてを理解したのですね。きっと教皇との関係も薄々気付いていたようにも思えます。しかし王太子ももうちょっと行動を考えましょう。単独行動し過ぎです。むざむざ妹とを死なすことになったんですからね。
それにしても教皇は自業自得(天罰当たってると思いたい)として、すべてを押し付けられたお兄さんの方はかわいそうでした。

B02 誰か
 この結末が気なる。わたし、気になります! 脳内で彼女のヴィジュアルは竹下夢二の美人画で再生されたました。儚げな美しさ。最初、老人と彼女の関係をもっとドライなものだと思っていたんですが、どうやら愛情で結びついてるようで、安心して読めました。最後で亡くなるとしても後味悪くないし……なんて思ったらこの結末ですよ。彼女の愛情は激しかったんですね。
 Twitterでもどなたかがおっしゃってたんですが「交響曲のようにやかましい夕焼け」は素敵な表現です。その後に続く不吉な出来事を予想させるような不穏さも感じました。

B03 <激情>の魔女
 ツンデレ万歳! 魔女なのにヤンキーちっくな口調で微笑ましい。「齢二百程度の小娘魔女」ですもんね! むやみに怖がらせようとするのもかわいらしい。
 村人にとっては恐ろしくもない有益な魔女だと解れば、受け入るのは当然のことです。そもそも「豊穣を司る」魔女なわけですしね。イルは良いことしたわけですが、それだけではなくて<激情>の力に影響されず、魔女の側に居られる人間は希有な存在です。おまけにベタ惚れですよ。二人ともお幸せに!! って砂吐いちゃいますよ。

B04 サンシャーラ
「すべての死は、サンシャーラのものだ」といのうは理不尽で、「黒衣の民。名をサンシャーラ(略)墓守」と説明されていても大切な人を亡くしてすぐのユーリが受け入れることはない。そう思って読み進めると、どんでん返しが待ってるわけですよ。
「とくべつな想い――それはたいてい、強い未練や、なにより怒りだ」と少年は云い、ユーリは「私はあの子を憎んでた……」と妹のシーラへの感情を吐露するけれど、きっとユーリの怒りは妹(両親)をちゃん送れなかったことに根底にあるように思えます。妹も自分をもないがしろにした周囲への怒りで現世に残り墓守になるというのは酷だなぁ。
 飄々としている少年も、強い未練があったわけですよね。それが気になりました。抱擁というのがヒントになるのかな?

B05 人類に炎を取り戻してくれたペンギンのお話
 童話調なのに「見た目が渋いおじさま」とか書いちゃうノリの良さに作者さんのセンスを感じるでヤンス。
 全体的にお約束ないっぱいで細かいことを気にしたら負けです。こ心地よい展開に身を任せて読んでいくのが吉。ウィリーはペンギン族の勇者なんですよね? なにして勇者? と思ったら「アッシは……アッシは、勇者になれたでヤンスかね……?」とあるし、自称勇者ってことだったのかな? なにはともあれ、ウェンディーちゃんと結婚できて良かったです。めでたし、めでたし。

B06 闇盗人
 タイトルから和風ファンタジーもしくは伝奇小説を想像しました。
 入れ子構造になっていて趣向が凝ってますね! こういう構成好きです。
 物語のアーニャは解放された後、どうなったんでしょう? そして盗人は死んでしまったのか、それとも生きているのか? そしては龍はどうなったのでしょうか? 男は北の方から来たようですし、想像というか妄想が広がります。
 巫女姫は王族なのに驕ったとこのない、むしろ枯れてる感じだったのに最後はラブラブですよ。意外にこのブロックもリア充多くないですか?

B07 魔法使いの弟子と赤の受難
 うわっお師匠様、スパルタ!! いいぞ、もっとやれ!
 作者さんはファンタジー書き慣れた方なんですかね? 「おかげで何時でも家中ほぼ真っ暗なので、暗闇で光る蛍光石を入れた瓶を首から下げ、私は階段を下りていきます。」とサラリとどんな世界かが描写されていて、上手いなぁと感心しました。しかも伏線になってるし。
 師匠もいい味だしてるけれどユリがかわいらしかったです。「そんなのやってみなきゃ分からない! わたしを人間に戻してくれるのはオリガしかいないんだよ!」と云ってのけられる素直で意思の強い娘さん。それなのに、恋する乙女の盲目さって、純粋な分馬鹿っぽくもあるという魅力的キャラクターでした。この話はリア充予備軍。

B08 クルーム・ルージュは屍に帰す
 タイトルから女性の話だと思ってました(懺悔)。
 全体の雰囲気が耽美かつ妖艶。作者さんは、この世界観を書き慣れた方なよう気がします。
 第三王子が人の心がある人で良かったです。母親が自分のために兄を謀殺というのは重い過ぎます。市井の屍炎師にまでお見通しでは、国中そう思ってる状態なんでしょうね。第三王子がルージュに出会った時に声で判るでしょうよと思いましたが、お付きの目の前で「兄上」って云ってしまうとルージュに難が及ぶと考えての行動だったんですかね。

B09 狐の嫁入り
 時代劇だ! 人情ものだ! NHK木曜時代劇でやってても違和感ないですよ。
 破落戸以外、みんないい人で(親父は盗人だけど)泣けてきます。お紺さんの心中を慮ると特に涙が……父親から固く言い含められてるとしても、赤の他人にしなくてはならない(おそらく無縁仏として扱われてる)。まっすぐな良い娘さんのようですから、太吉に嘘を付いていることも後ろめたいでしょうし。それでも幸せのために、そっと心にしまっておくんでしょうね。
「雨粒を落とし続ける空を見上げると、お紺はにっこり微笑んだ。「ああ、お父っつぁんの云った通りになったね」」
 私の湿っぽい感想を吹き飛ばすような最後の一文が、明るい未来が予測できて、読後も晴れやかな気持ちになりました。これもリア充。

B10 Kindling !
 西部劇調で、明らかに悪党視点でどうなるんだろうと読んでいったら、こうきましたか!
 全体的に軽妙な台詞回しが多くて、読んでて楽しかったです。悪党三人組もエリュとアルカにやられっぱなしで、どこか憎めないキャラクターになってました。
 ところでエリュとアルカは何者なのでしょうか? いくつかキーワードがありますが、謎が多く、プロローグ的なお話に思えます。それだけに情報が詰め込まれて、読んでいて少し疑問が残りました。
 最終的にエリュは寵姫になる(どうしてそうなった感が漂うけど)って書いてあるし、これもリア充かな。

B11 夜の灯しびと
 ( ;∀;) イイハナシダナー。 登場人物が全員善人だ。ほっこりしました。あと年の差萌え!(これはリア充判定していいの?)
 メイのような境遇の子どもがより酷い目に合う話は読んでいて気が重くなるので、幸せな未来に向かう話は本当に読んでて気持ちがいいです。かわいそうな子がよりかわいそうな目に遭う話は現実でもフィクションでも多過ぎて、ちょっと食傷気味です。健気に生き抜いて幸せ掴ませてあげてよ!! 神様、仏様、作者様!!
 脱線しましたが、「胸の奥で音がした。あったかい火が灯る音がした」この火が消えないように、メイに明る未来が訪れることを信じています。

B12 キタキタ
 ホラーだ。うわっ夜に読まなくて良かったです。
「秘密とは等価交換」と物語のキーになるフレーズ何度も繰り返されて、なんとなくハガレンを思い出したのはここだけの秘密です。「秘密=キタキタ」であるなあらば、主人公は何を等価交換したのだろう? 相手の命をもらった? ふと、それが疑問に残りました。どちらかといえば、押し付けてますよね? といいつつも、ホラーは理不尽で不条理であるから怖いんであって、明確な説明はいらないとも思うのでした。

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