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オリジナル推理小説サイト「花布」の更新状況及び管理人の独り言。ぐだぐだです。
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大変遅くなりましたが、あとがきテンプレートです。

たくさんの感想・推理をいただき、ありがとうございました。私の脳のキャパを軽く越える量と内容に嬉しいやら恥ずかしいやらで飽和状態でした(ありがたいことに、あまり凹む内容はなかったです)。これからの執筆活動の糧していきます。本当にありがとうございました。

では、長いですので、お時間に余裕のある時にお読みください。


■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
 A07 「色覚研究所奇譚」

■ジャンル
 広義のミステリ(の文法で書いたファンタジーあるいは幻想)。ホラーのつもりはありませんでした……。
 
■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
 http://suzu3594.edoblog.net/Entry/41/

■推理をかわすための作戦は?
 意気込みテンプレートより
 1.文章は大きな特徴だと思うもの二つと小さいものを二つほど意図的に変えてます。
 ・会話文における小細工。文末に「。」を付けないことと「?」と「!」使う。
 ・「云う」を「言う」にする
 って、一部変換忘れてたー!!
 指摘されて半泣きでした。皆さん、そればっかり指摘されるのでiPadに涙こぼしまくり。
 ・小さい二つは割愛。

 2.それ以外は変えてませんが、サイト内にあるものとは雰囲気は違うかも……。
 どうでしたでしょうか?
 私の中ではラノベを狙ってたのですが、家人曰く「ラノベをもっと読んだ方がいい」と失笑されました。

 ※漢字が多いのは字数の問題と雰囲気作りでした。意図的に普段と変えたのは副詞を少なくしたことぐらい。これも字数の壁で減らしましたが、「ふいに」が推理のヒントになったようですね。「ふいに」が特に好きなんで……削らなかったのが徒になりました。

■作品のネタを思いついたきっかけは?
 「色」というお題を考えてたら妄想が広がったようです。

■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
 長くなるので最後に持ってきます。

■その作品の続編または長編化のご予定は?
 連作短編にしたいなぁ~と思ってはいます。

■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
 「男としては華奢な女としては柔らかさの欠ける」という表現。
 これだけは削れませんでした。「中性的な」で置き換えられるのにさ。

■推理期間中、褒められた点は?
 ・猫の名前が「ゴッホ」
 →当初は「ロミオ」でした。三文字で画家の名前ということで……。
 最近読んだ本に、大正時代にはゴッホは紹介されていたと書いてあったので使いました。

 ・ルノワールと藤田
 →女性の肌の表現が好きなので趣味です。

 ・書生とお嬢さんの交流
 →ここは丁寧に書かないと、ただのト書きになってしまう(設定が書かれているだけ)と思って頑張りました。
 
 ・きれいにまとめられている
 →プロットを作ったかいがありました。初めてプロットに肉付けしていく書き方をしました。
 本格推理小説を書く時は時系列を縦軸にして登場人物の行動を箇条書きにしたものをプロットにしています。

 ・文章が安定してて読みやすい
 →常々、自分の文章は読みにくいとし指摘されていたので嬉しさよりも驚きました。
 少しだけ余韻に浸ってても良いですか?

■推理されてみて、いかがでしたか?
 ・客観的視点の大切さを再認識しました。

■正解以外に、あなたの名前があがった作品はありましたか?
 3  A01  弟
 1  A03  光り輝く風景
 3  A07  色覚研究所奇譚
 2  A09  蜜色のアトリエ
 4  A11  月影に色ふ
 1  A12  花びら一つ、あなたに

 ファンタジー色とラブ度が高い話は除外されたようです。

 正解者はこちらの御三方(全員が「云う」を根拠に挙げてます……もう、穴があったら入りたいぐらい)
 冬木洋子 様
 よもぎの森 様
 遍織 様


 最終的には正解ではありませんでしたが……
 瑞沢カイリ 様
 そんな私の世迷いごとごときに推理変えちゃダメです~!!って思ってました。正解一番のりでした。
 個人的には「云う」を根拠に挙げられてなかったので、すごく嬉しかったです。

 関係ありませんが、家人に推理させたとこと外しました。ええ、見事に。 

■あなたの作品の作者だと推理された方はいましたか?
 1  恵陽 様       
 3  すず         
 2  夏野由宇 様   
 1  深海いわし 様 
 3  鈴子 様      
 4  ろく 様        

 ろく様に濡れ衣を着せてしまったようです。   

■推理してみて、いかがでしたか?
■あなたの推理はどのくらいの正解率でしたか?
 推理してないので……。

■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
 色々とありましたが、長くなるので一つだけ。
 とりあえず誤字脱字が多過ぎ。これでも二回校正したんです。
 誤字脱字のご指摘ありがとうございました。(全部修正すると六千字越えるという……バカだ)。

■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
 C03  瓶詰め
 C04  首長竜、旅に出る
 D07  色彩の守護者
 D08  ばら姫と枯れた魔女
 D10  祈りをあなたに
 E03  ピンク、黒、そして白
 E06  虹色の毒
 E09  BUN-BORG
 F07  許し
 F08  愛情木端微塵斬り、同情十把一絡げ
 F09  絶筆「明赫」~建館の由来
 F10  俺 in QQ 24時
 G04  色づく君の居場所
 H07  薔薇の娘

■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
 A04  愛に逢いに
 D08  ばら姫と枯れた魔女
 E03  ピンク、黒、そして白
 F08  愛情木端微塵斬り、同情十把一絡げ
 H05  磐縒姫(いわよりひめ)

■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
 F10  俺 in QQ 24時
 G04  色づく君の居場所
 H07  薔薇の娘

 好みがバラバラですね。感想は該当のエントリーを参照してください。

■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
 6000字の壁(今回5999文字で出しました)。どうしても推理ものをこの字数で書くと、いつもの「謎の提示→解答」という単純な構成がより単純になってしまうので書けませんでした。
 ようするに「簡単な犯人当て」になってしまい、推理を導くための伏線や小説としての面白さが出せないということです。もちろん6000字でも書ける方は書けると思いますが……私の力量は無理だと諦めました。
 プロット立ててそのまま書いてみたら7000字越えて白目むきましたよ。そして思いついたのが「解決編」をそのまま削って「問題編」だけでも物語として成り立つようにすることでした。
 企画に提出した話でも単独で読めるが、企画後に「解答編=最終章」を読むといくつか伏線(とういうほど立派ではないけれど)が張ってあるのが解るというものにしよう思いました。
 だから、この話は「最終章」をバッサリ切っちゃったんです。更に色んなところを削って付けてどうにか今の形に収めました。
   
 では、興味のある方は次のアドレスから幻の最終章をお読みください(12/16修正)。

 http://suzu3594.kirisute-gomen.com/library/koiyume/5.htm
 

最後にネタバレQ&A(最終章のネタバレ含む)

Q1 なんで色覚「研究所」なの?
A  最初は骨董品屋を想定していましたが、それだと「XXXHOLiC」になってしまうので「研究所」にしました。

Q2 所長はなにを研究しているの?
A  なんでしょうなぁ。一応、設定はありますので連作短編になったら出てくると思います。

Q3 所長はなに者なの?
A  名前があったのですが字数により削除。
   中性的にしているのは怪しさを演出するためといういい訳の趣味です。
   それに女だと「XXXHOLiC」に(略)。
   モデルは「Petshop of Horrors」のD伯爵です。

Q4 元ネタは「笑ゥせぇるすまん」じゃないの?
A  「Petshop of Horrors」や「アウターゾーン」や「やさしい悪魔」のイメージ。
  家人には私が書いたとは教えてない状態で「高橋葉介」っぽいと云われました。確かに「夢幻紳士」っぽい。
    ところで「夢幻紳士」はどの版で集めれば良いでしょうか? 誰か教えてください。

Q5 なんで夢が「丼鼠」色なの?
A  それは各々判断にお任せします。
   以下、反転すると作者の見解があります。
    書生の「夢=願望」は、「お嬢さんと一緒になれる境遇」つまり「成田氏の境遇」です。
      しかし自尊心が高い彼としては「貧乏人の僻み」なので認めたくない意識下に押し込めている感情。
      鬱屈した憧憬としての象徴で「丼鼠」色でした。


Q6 本当に恋仲だったの? 書生の思いこみじゃないの?
A  それは各々判断にお任せします。
   以下、反転すると作者の見解があります
   書生とお嬢さんは妄想ではなく恋仲でした。
  「光栄なことにお嬢さんも私のことを書生以上の存在として認めてくれたのだった」
  この部分は馴れ初めなので、一気に「将来を約束した」と書いてしまうと唐突だと思いこのような表現にしました。
  「ああ。私が横恋慕するような男に見えるのか? 横恋慕したのは向こうなのだ。金にものを言わせて旦那様を丸め込んで、借金の形にお嬢さんを妻にしようとしてるのだ」
  書生の立場を明確にする意図でした。
  この部分で読者に誤解を与えてしまいました。反省しきりです。

 
Q7 麗人が猫の名前知っているのはどうして?
A  だれにもつっこまれなかったので、自分で書きます。これ伏線のつもりでした。
   一人称なのでどうとでも取れると云われそうですが、作品中に書生は麗人の前で猫の名前は口にしてい  ません。
    では、どうして知っていたかというと……?

Q8 お嬢さん実は怪しい?
A 物語の鍵になるのは全部お嬢さんの言動です。これも伏線のつもりでした。
   1 研究所の噂を書生に教えた
   2 逃げた猫を書生に探しに行かせる(研究所に行くきっかけ)
   3 成田氏と入れ替わった時に、洗面所に行くように云う(鏡を見るきっかけ)
   4 成田氏(中の人は書生)と親しげな様子(書生に「コレジャナイ」感を植え付ける)

Q9 ぶっちゃけ金色夜叉ですよね?
A  はい、その通りです。金色夜叉は完結してませんが、主役二人が不幸になる話なので(もう酷いのなんのって)それを回避させたかったので、一応ハッピーエンドの形にしました。

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